介護概論

問題73

介護福祉士の職業倫理に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1.就寝時、利用者に添い寝をし、朝まで一緒に眠った。
2.研修会・学会における資料の利用者氏名は、匿名とした。
3.利用者の旧友から電話で問い合わせがあったので、利用者の状態を話した。
4.勤務中に、携帯電話に私用メールがきたので返信した。
5.利用者の家族より、感謝の気持ちとして贈り物をいただいた。


答え:正解 2

1.× 介護福祉士がサービス利用者に添い寝することは逸脱行為であり、不適切です。
2.○ 研修会・学会における資料の利用者氏名を匿名にすることは、プライバシー保護の観点から正しい処置といえます。
3.× プライバシー保護の観点から行ってはいけません。介護福祉士は、職業上知り得た個人の情報を業務に関係ない人に漏らしてはいけません。
4.× 勤務中の個人的なメールのやりとりは適切ではありません。
5.× 利用者から贈り物を受け取ることは適切ではありません。ただし、相手の気持ちを損なわないような断り方に配慮する必要があります。

 

問題74

息子の介護を受けている母親の腕に、つねられたようなあざを発見した訪問介護員の対応に関する次の記述のうち、適切でないものを1つ選びなさい。

1.他にあざがないか観察した。
2.「大丈夫です」と言う母親の言葉を信じた。
3.事業所の上司に相談した。
4.息子の母親へのかかわりを観察した。
5.息子に介護負担感について聴いた。


答え:正解 2

1、3、4、5 ○ いずれも適切な対応といえます。
2.× 息子が虐待をしている場合も考えられることから、母親の言葉をそのまま信じるのではなく、さらに事実を調べて検討する必要があります。

 

問題75

介護計画の立案に関する次の記述のうち、適切でないものを1つ選びなさい。

1.本人の今までの暮らしに着目する。
2.本人が望む生活の実現を目指す。
3.介護従事者の意向を優先する。
4.家族の意向を反映する。
5.状況に応じて変更する。


答え:正解 3

1、2、4、5 ○ 介護計画の立案に際しては、利用者本人がのぞく生活の実現を目指すのは当然ですが、家族の意向も反映できるように配慮することが望ましいです。そのためにも、利用者の今までの暮らしに着目し、きちんとしたアセスメントを実施しなければなりません。
3.× 介護計画は、利用者の意向が優先されるべきであり、介護従事者の意向が優先されるのは不適切です。

 

問題76

利用者が熱湯を下肢に浴びてしまった。介護従事者の行う応急処置に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1.ズボンを脱がせる。
2.消毒をする。
3.水泡はつぶす。
4.軟膏を塗る。
5.水で冷やす。


答え:正解 5

1.× 無理にズボンを脱がすと皮膚がはがれることがあるので、服はそのままで冷やすようにします。
2、4 × 消毒や軟膏は医療職が処置を行うので、介護従事者だけの判断で行ってはなりません。
3.× 水泡にはやけどの傷口を保護する役割があるので、つぶしてはなりません。
5.○ やけどに対する応急処置は速やかに冷やすことであり、水で冷やすことは適切といえます。

 

問題77

服薬の介助に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1.舌下錠は噛み砕いて飲む。
2.大きいカプセルは中身を出して飲む。
3.飲みにくい散剤はオブラートに包む。
4.食間薬は食事の最中に飲む。
5.貼付剤(血管拡張剤)は毎日同じ部位に貼る。


答え:正解 3

1.× 舌下錠は、そのまま飲みこまないで舌の下に入れて自然に溶かすことで、口の粘膜から吸収するものです。
2.× カプセル薬は、薬剤の刺激を抑えるためや、薬がゆっくり溶けるようにカプセルを使用している場合があります。飲みにくい場合は、医師に相談をしなければなりません。
3.○ オブラートは寒天とデンプンからできていて、飲みにくい薬剤を飲むときなどに有効といえます。
4.× 食間薬は、食事と食事の間に飲むものであり、食事のおよそ2時間後に飲む薬をいいます。
5.× 貼付剤(血管拡張剤)は、刺激が強く、毎日同じ部位に貼ると皮膚がかぶれる場合がありますので、毎回貼る場所を変更します。

 

問題78

介護記録に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1.筆記用具として、鉛筆を用いた。
2.行った介護の記録に、記録者の署名をした。
3.利用者が、施設を退所するときに、利用者記録を破棄した。
4.記録者の憶測を含めて、利用者の反応を記録した。
5.訂正は、記録を修正液で消してから行った。


答え:正解 2

1.× 介護記録などの公的記録には鉛筆ではなくボールペンなどを使用します。
2.○ 介護記録には署名をして責任の所在を明確にしておきます。
3.× 介護記録は、利用者が退所後2年間保存しなければならないと定められています。
4.× 介護記録には記録者の憶測は記録してはいけません。
5.× 訂正がある場合には2本線で消すなど、修正液を使用してはなりません。

 

問題79

施設・団体等とその業務に関する次の組み合わせのうち、正しいものを1つ選びなさい。

1.地域包括支援センター - 虐待防止とその早期発見
2.居宅介護支援事業所 - 身体障害者手帳の交付
3.社会福祉協議会 - 介護認定審査会の設置
4.地域活動支援センター - 民生委員の任命
5.介護老人福祉施設 - 介護予防マネジメント


答え:正解 1

1.○ 地域包括支援センターは、業務のひとつとして虐待防止とその発見を示しています。
2.× 身体障害者手帳の交付は、福祉事務所が行います。
3.× 介護認定審査会は市町村に設置されます。
4.× 民生委員は、厚生労働大臣が任命します。
5.× 介護予防マネジメントは、地域支援包括センターが行います。

問題80

居宅介護における福祉用具の選定について、次のうち、介護福祉士の配慮すべき事項として、優先度の低いものを1つ選びなさい。

1.家屋の構造
2.家具の配置
3.利用者の身体状況
4.利用者の服薬状況
5.利用者の経済状況


答え:正解 4

1、2、3、5 ○ 家屋の構造、家具の配置は、福祉用具の選定に大きく影響を与えますが、利用者の身体状況はもちろん、経済上にも配慮しなければなりません。
4.× 服薬状況は、福祉用具の選定にはほとんど影響を与えないといえます。

 

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